サウジアラビア,農地争奪,食料問題,日本,戦略
WEDGE(ウェッジ)
□ 2008/12/20発売号
『自給率UPだけで大丈夫? 農地争奪に出遅れる日本』
WEDGEという雑誌をご存知ですか?
経済・社会問題を主に扱った雑誌ですが、新幹線の
グリーン車にはサービス用としておいてあります。
この年末帰省に新幹線を使ったのでその中から気になった記事をいくつかピックアップしました。
『自給率UPだけで大丈夫? 農地争奪に出遅れる日本』
ですがサブタイトル欄は
サウジアラビアをはじめとする中東の産油国が、
巨額のオイルマネーを元手に世界中の農地を
買いあさっている。
とあります、このタイトルからして多くの読者と同じように
まず、なぜ?
その真意がとれませんでした。
記事にあるようにサウジアラビアでは石油(オイル)から土(ソイル)への流れが確かに加速しているようです。
記事によれば
サウジ政府は2008年1月、世界の農業関係者を
あっと驚かせる決断をした。
「今年から農家の小麦の買い付けを12.5%ずつ減らし、
今後8年間で全量を輸入に切り替える」
日本政府いや各国の政府が聞いたら驚くことしかり
食料供給、資源問題でゆれる現在このような選択
をとる国はないし「なぜ?」としか頭に浮かばない。
しかし、そこにはしたたかなサウジアラビアや中近東の
食料戦略があるようです。
サウジの農業当局はこう答える。
巨額のオイルマネーがある今なら、必要な食料はいくらでも
買える。
ならば、このチャンスをいかし、いっそ食料を生産する
農地や、その水資源を丸ごと買い上げてしまおうと考えたのだ。
なるほど、自国の土地では灌漑や土地の改良を行ってもすごいコスト
と低い生産性の農業しかできない
ならば、土地や農業環境そのものを他国から買い取るという
思い切った戦略に出たことがわかります。
これはとりもなおさずわが国、日本にも当てはまるようですが
こうしたなかで、自給率わずか40%世界最大の食料輸入国
である、日本人は、この争奪戦から完全に出遅れてしまっている。
うーん、深刻です。
目の前の経済問題も大切なのですが
日本の食事態が危機状態にあることを再度認識すべきですね
日本の消費者は食の安全への関心が強く、いい品質のもの
でなければ、買わない。
中国製ぎょうざ問題など食の安全に対する消費者の関心の高まりは
大切なことです。
ならばこそ、求める品質の食品を供給できる設備・土地・水資源
ごろ買い取るサウジアラビアや中東の戦略はますます
求められるものになってきているように思えます。
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